リンパの話

リンパについて

むくみの原因であるリンパ。アロマトリートメントでもリンパの流れを促すように施術をしていきますが、その気になる「リンパ」について少々掘り下げてみたいと思います。

リンパの語源

リンパの語源はギリシャ語の「nymphe」(ニンフェ、山や水の精、森の妖精、美少女)で、「きれいで透明な水」「泉から湧き出る水」といったリンパ液の性状を表してるそうです。リンパ液は色が薄いため医学の父ヒポクラテスは白い血とよんでいました。ちなみに床屋で見かける3色の看板ですが、一般的には「動脈血」「静脈血」「包帯」と表すとされていますが、ヒポクラテスの“白い血”の呼び名からすると、「包帯」ではなく「リンパ」を表しているのではないかという見解もあるようです。

リンパと血液の違い

血液とリンパ液は、ともに体内を流れている液体ですが、その流れ方には大きな違いがあります。
血液は、心臓から動脈へ入り、からだの隅々まで酸素や栄養素を届けています。毛細血管まで届け終わると、こんどは二酸化炭素や老廃物を静脈へ運びます。心臓を出た血液が全身を巡って戻るまでの時間は約40秒といわれています。
これに対し、リンパ液の機能は、体の組織液中のたんぱく質などの栄養素を回収し、最終的に血液中(静脈)に合流させる役目を担っています。体中をひと巡りするまでに約12時間かかると言われています。
また、リンパ管の途中にあるリンパ節で、細菌や老廃物の体への侵入を防衛する働きもします。
血液、リンパ液と役割の住み分けができており、血液同様にリンパ液の循環は体にとって大切な役割を果たしています。

体温の上昇でむくみがとれる!?

リンパ液の流れはとても緩やかであるとお伝えしました(一周約12時間)。血液の場合、心臓という強力なポンプにより体の隅々まで送り出されますが、リンパ液の場合はリンパ管の管壁にある平滑筋という筋肉の自発的な運動によって流れが作られます。
平滑筋の収縮により、いわゆる筋ポンプが働き順序よく抹消から心臓の方向へ流れていくのです。
その筋ポンプによる運動は、体温の上昇による平滑筋代謝の促進によって高まり、またリンパ管の拡張もあいまってリンパの流れを活発にしてくれます。お風呂にはいるとむくみが解消されるのは、体温の上昇によってリンパの流れがよくなったためです。

リンパマッサージのコツ

リンパの循環には筋肉の作用も欠かせない訳ですが、流れが遅い分、重力の関係上リンパ液は足に滞留しやすくなります。足でも全身でもリンパの流れが滞っているな、と感じたらストレッチやマッサージ、ツボ押しなどで筋肉を刺激すると効果的です。筋肉を刺激すれば、リンパ管が刺激されてリンパ液の流れがよくなるからです。
リンパマッサージにはちょっとしたコツがあります。全身を巡るリンパ管にはハブとなるリンパ節という中継地点があります。先ずそこをマッサージで刺激して中継地点の入り口を広げます。特に重要なのが最終的に静脈へ入るリンパ節へのマッサージです。

場所は鎖骨の下あたりにあります。左の鎖骨下のリンパ節(ウィルヒョウのリンパ節)には両足とお腹と右手、そしてお顔の半分を通るリンパ液の終着駅です。マッサージのやり方は、鎖骨の上からそして下から指でキュッキュッと押して下さい。そのあと他の中継地点のマッサージ、そしてむくみのある部位のマッサージと進んでいきます。
主な中継地点は足のむくみなら鼡径部、腕はわきの下、お顔は耳、顎のあたりとなります。むくみを解消したい場所によって上記の場所をマッサージします。リンパは体の表層に近いところを流れていますので、マッサージは撫でるくらいが丁度いいです。そのあとにむくみの気になる場所を、やはり撫でるようにマッサージしていきます。

リンパの流れがよくなればむくみの解消を促すほかに、タンパク質などの栄養素が細胞に行き渡るようになります。じゅうぶんな栄養素が細胞に行き渡れば、新陳代謝もアップします。新陳代謝が上がれば冷え性を改善することができますし、細胞も活性化されますのでアンチエイジング効果が望めます。

PAGE TOP